瀬戸の学生寮(松千代館)
愛知県瀬戸市内の商店街にある築100年を超える元旅館「松千代館」を「人が集える学びの場」へ再生するリノベーションプロジェクト。
「松千代館」は、愛知県瀬戸市の「せと末広町商店街」にあり、陶磁器の運搬業に関わる商人の方々が利用する旅館であったが、約20年間から空き家状態となっていた。
この「松千代館」は、歴史的建造物の保存再生、商店街活性化、地場産業の支援、空き家問題… と様々な課題を包含している。そこに可能性を感じ、「人が集える学びの場」を目指して、任意団体「松千代館 再生の会」を発足し、松千代館を借り受け、自主事業として再生を進めることになった。
建物は、松千代館の持つ風情を極力残すため、傷んでいる部分の補修と一部改修のみとしながら、1階をギャラリーやイベントスペースとして、2階は6室の学生シェアハウスへと再生した。
今後も、活用しながら継続的に改修を進め、この松千代館を後世につなぐを目標としている。