岡崎のはり院(NUR)
















まちに開かれた「はり院」の計画。
床面積の約半分をまちに開かれた待合スペースとすることで、施術以外の目的でも利用しやすく、来院しやすい「はり院」が目指された。施術を受ける方が安心して利用できるプライベートな施術スペースで、かつ、店主は施術スペースからでも待合スペースの様子が把握できる空間とするために、待合スペースと施術スペースの間に事務室と更衣室を配置した上で曲面壁により各室をつなぎ、さらに、通路としての筒を貫通させた。待合スペースと施術スペースはひとつながりの空間でありながら、パブリックとプライベートという相反する要素を共存させている。
結果的に、「はり」から連想する尖った印象が柔らかくなったのではないかと思う。
岡崎のはり院(NUR)
- 設計
studio36
- 施工
MUSÉ creators office inc.
- CI/VI
KERUN DESIGN OFFICE
- 写真
Asuto Noda