岡崎のジェラート屋(オーカジェラート)


















偶偶1階にあるジェラート屋「オーカジェラート」。
岡崎で食品卸業を営まれている企業が新たに始められ、愛知県内の野菜や果物を使用したジェラートの製造拠点と販売拠点の計画である。
元々は、住宅の水回りで閉じていた場所を道路側に開き、大きな開口を持った店構えを作った。季節の良い時期は片開き戸と折れ戸とを開放することで、離れた場所からでもお店があることがわかるようにした。
また、販売スペースを最小限(ショーケースとレジ、従業員2名がサービスできるスペースのみ)とし、店舗奥にある製造スペースまでお客さんが行けるようにした。窓越しでジェラートを製造している様子が見られるようになり、単にジェラートを販売する場所としてだけでなく、製造拠点としての様子もまちに発信できるようにした。
店舗自体は奥まった場所にあるが、奥まっているが故に生まれた屋外スペース(本来は駐車場としてあった場所を共有スペースとして開放)を客席として活用することで、公園に面した小さな店舗として佇み、目の前の中央緑道へと人の活動が広がっていくことを期待する。
岡崎のジェラート屋(オーカジェラート)
- 企画
南康生家守舎
- 設計
studio36
- 施工
studio36
- 写真
Asuto Noda